有名人

今日は、Keohane、Katzenstein両先生の講演会というか討論会に出席してきた。
お題は、International Organization: Evolution of a Journal and a Fieldで、僕の研究関心とは関係なかったのだが有名な人がくるというので、のこのこと出かけていった。
行ってみると、参加者は40人弱で院生は多分半分ほど。
事前登録制だったこともあって、席は全て埋まっていた。


内容は、2007年からInternational Organizationの事務局がトロント大に移ってくるので、今後どのようにこのJournalを運営していくのかについて、討論するというもの。
最初に、両先生からこれまでどのようにこのジャーナルが運営されてきたのかについて、説明があり、トロント大の先生が今後どのように運営していくつもりなのかについて、説明をした。


僕は国際政治の知識が全くないので、あまり議論の中身が分かったとは言えないのだが、いろいろな意見が出ていた。例えば、ConstructivismとRational choiceの取り扱いについて、どのような論文を載せるのか議論されていた(多分)。
印象的だったのは、カナダに事務局が移ることは良いことだという意見があったこと。
曰く、「これまでは、International Journalではなくて、American Journalだったが、アメリカから出ることで、よりInternationalな Journalになるだろう(北米から出てはいないが…)。」とのこと。
他にも、Editorial Boardにアジアやアフリカ、南米も入れるべきだとか。
また、良い論文とは何かの問に、Keohane先生が「論理の一貫性、議論の明快さ、証拠の確からしさ、代替説明の検討、バイアスの検討、データの透明性、結果の確からしさ」と答えていた。


議論自体はあまり分からなかったが、両先生の印象は、Keohane先生はそれほど恐そうではなかったのに対して、Katzenstein先生はいかにも頭が切れそうだった(某K先生がこき使われたのもうなずけた)。