今日は

マスターの人の研究報告を聞いてきた。
理論的な先行研究はかなり勉強しているようなので、あとはどんなケースでそれを実証していくか。
いろいろ案は出ていたと思うので、自分にとってもっとも面白いと思うものを使えば良いと思う。


僕は、自分が面白いと思うケースが初めにあって、その後で分析をする人なので、理論からケースを探すのは良くわからない。科学としてまっとうだとされる政治学がいまいちしっくり来ないのは、理論からケースを探すというのが、あんまり面白いと思えないからなのかもしれない。
とはいえ、そういう研究がだめというわけではなく、そういうスタイルをとっていても、おもしろいと思う研究は当然ある。
ただ、僕の場合、そうやって書かれた研究が面白いかどうかを判断するのも、いかに面白い対象を切っているのか、という点にある。
科学的ではないかもしれないし、一般化という点が一番だと思わないというのも、世間の流行からすると(もしくはアメリ政治学スタンダード的には)、どうなのかなぁとは思うけれど、これが性分なので仕方ない。


授業の後で、自分が書こうとしている研究のプロポーザルを指導教授に説明してきた。
博論を考えてということなので、きちんと理論・先行研究のレビューをしたいと思っているし、自分の立ち位置を書く論文にしようと思う。まだ、最初の方を書き始めたところなのだが、実証部分は別の論文として独立させることになるかも。