カナダ出張小話

先日、ある院生の人の論文を読ませてもらう機会があった。
テーマはケベック政治についてなのだが、ケベックはやはり研究対象として面白いと思った。
僕はフランス語が出来ないので、全くやる予定はないが、いろいろと面白い事が多い。


それで思い出したのだが、先日ケベックでの学会に行ったときの事。
帰りの飛行機に乗る空港で、手荷物検査の係官とおしゃべりをする機会があった(まぁ要するに田舎の空港で、みんなヒマヒマなんです)。
例によって、かばんの中身をチェックされて、それが終わった後で、「英語で、このかばんは開けないで良いよっていうのは、この表現であってる?」と訊かれた。


…、僕は明らかにネイティブな英語をしゃべってないですよ?
その僕に英語表現を尋ねるなんて…。日本人だけに、文法的に正しい英語を話しそうだと思われたのかなぁ(いや、実際には僕の話す英語は文法的に間違いだらけですよ)。


改めて、ケベックでの英語は、外国語なんだなぁと感じた。
実際、今回の学会はちょっと田舎であったのだが、ガソリンスタンドの店員さんもフランス語オンリーだったし、ホテルのフロントも英語は大変そうだった。


カナダは、ホントに面白い国です。