授業

週に1回の授業がある意味いいペースメーカーになっている。授業にでるたびに、研究を忘れてはいけないと思うし、アカデミックな世界の空気を思い出す。
今年の授業は参加者が多いし、発言も多くでるので、活気がある。
改めていろいろな視点からの発言を聞くと、自分が普段は余り気にかけていないことの重要性にも気付かされる。


今は方法論の本を読んでいるのだが、改めて自分の研究の立ち位置を考えさせられる。
僕自身は、一般化こそが政治学の最重要課題とまでは思っていないし、量的研究バリバリの人でもない。また、魅せるほどの数理・計量の技もない。かといって、質的研究バリバリというわけでもない。要するに、よく言えばバランスよく研究をできるだろうし、悪く言えばどっちつかずで中途半端だ。良くないのかなぁとも思うが、研究の理論的貢献をちゃんと考えの中に入れながら、時には量的手法も使い、時には記述的に、研究を進めていけばよいと考えている。
それがきちんとできているかと問われれば、まだまだ不十分なのだけれど。